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TFP小さな勉強会~ユリ 千葉県さくら花卉組合~

東京フラワーポートで行われた、ユリの小さな勉強会
参加してきました。

今回お話をうかがったのは、
千葉県さくら花卉組合の今井さん、石川さん、田中さんで、
出荷時期は8月後半~7月中旬頃です。



『ユリについて、生産者さんから教えてもらおう!』ということで、
ユリの系統や球根など、基本的なことから、栽培、出荷に至る
まで、色々とお話をうかがいました。



ユリは球根から1本だけ芽を出し茎が伸び、そこに花をつけます。何本も茎が伸びてくる
ほかの花と違い、本当に一発勝負。生産者の方にとっても、とてもリスクの高い品目とも
言えます。

球根で最も出回っているのは、北半球産(オランダ産)で、1月~9月頃定植されます。
逆に9月~1月頃定植されるのは南半球産(ニュージーランド産・チリ産)の球根です。
約10年ほど前に植物防疫法が改定され、南半球産の球根も出回るようになりましたが、
北半球産に比べると、種類も数も少なめです。
しかし、南半球産の球根が出回るようになったことで、日本では、一年中ユリの栽培が
できるようになりました。
国産では、一部、北海道産や新潟産もあります。

例えば、5~6輪付きの花を作ろうとしたら、球根の円周によって、ある程度輪付きが
決まってきますが、品種やその時の様々な条件で輪が多くついたり、少なくなってしまう
こともあります。
貯蔵する温度で球根にストレスをかけることによって、輪数を調節したりもします。
生産者としては、太い茎で5~6輪付きを作ろうと努力しています。



tfp_yuri_20100827_4.jpg ユリの球根には、「上根」と「下根」があります。
「下根」は球根自体を支える根っこ、「上根」は
茎を支えていく根っこ
です。
ユリの発育に大きく関わるのが上根で、
上根が発育不良を起こすと、草丈の伸張不良や
花らい数の減少、葉やけなど障害の原因にも
なります。

ユリの発根適温は8~13℃とされており、8~9月の高温期に貯蔵された球根をそのまま植え
つけると、発育不良を起こしやすくなります。
そこで、今回お話をうかがった、さくら花卉組合のみなさんは、プレ・ルーティング処理を行う
ことによって、品質の向上を図っています。



プレ・ルーティング処理とは、定植前の球根を発根に適した温度で管理して、発根直前まで
芽伸ばしをしてから定植する方法です。上根の発根を促し、初期生育を良好にしてから
定植し品質の向上を図ります。



今回は今井さんの選別方法をうかがいました。
ユリを持ってみて、まずは、茎の固さ、花の大きさをみます。
次に奇形花がないか、葉やけなどがないかをチェックします。
この順番でみていき、何か問題があれば、その段階ではじかれます。
さくら花卉組合のみなさんは、秀品・優品・良品を厳しく選別しています。



ユリは、夏ものと冬ものでは、同じ輪数でも花のつき方が異なります。
夏は比較的、輪のつき方がコンパクトで花が茎の上部にまとまりやすいですが、冬は逆に、
日照量や温度の影響で花のつき方が間延びしやすいのです。

また、色ものは、切り前が早すぎると開花後の発色が出にくいことがあります。
そのため、つぼみの成熟度合いとのバランスをみて出荷のタイミングを判断します。



ユリが手元に届いたら・・・
まずは、30分~1時間程度常温で水をつけ、一番上のつぼみまで水揚げが出来ているか確認してから冷蔵庫へ移動させましょう!
決して、届いてすぐダンボールのまま、または、水揚げして時間がたたないうちに冷蔵庫へは
移動させないでください。後々、花しみや、花が開かない原因にもなってしまいます。


今回お話をうかがった、石川さん、今井さん、田中さんは
土壌管理から、発根、遮光による管理、選別、出荷に至るまで、どの過程もこだわりを
もって丁寧に生産に取り組まれている産地さんです。

秋~冬にかけて、アボカド(オレンジ)・ニンフ(クリーム/赤)・マルコポーロ(淡い
ピンクグラデーションのフリル咲き)・オバティ(クリーム系白)・クリスタルブランカ(白)・
リオブランコ(白)・カサブランカ(白)・レイクキャリー(赤)・スカシ系ランディーニ(赤黒)
など、その他多品種出荷されます。
特に、マルコポーロはイチオシのおすすめ品種です!
Tネット(東京フラワーポート)から出品されます。是非、お試しください。

ハナスタ販売画面で千葉県さくら花卉組合のみなさんの販売情報をチェック!>>>

【販売画面で今井ゆり園 今井謙治さんのユリの販売情報をみてみる】
【販売画面で石川園芸 石川信広のユリの販売情報をみてみる】
【販売画面で田中正さんのユリの販売情報をみてみる】
【販売画面でさくら農園 山田徹さんのユリの販売情報をみてみる】
【販売画面でほんだ精華園 本田昌裕さんのユリの販売情報をみてみる】

お話を伺った千葉県さくら花卉組合の今井さん、石川さん、田中さん、
東京フラワーポートの木村さん、お忙しい中、ありがとうございました!!

2010年09月06日 更新